膵臓と副交感神経




膵液の分泌を調節しているのは、副交感神経に、主に胃、十二指腸、小腸から分泌されるホルモンです。少し詳しく説明すると、副交感神経は自律神経を構成する神経のなかの1つです。交感神経が様々な体の機能を活発化させるのですが、膵臓、胃腸などの消化に関する部分では少し異なってきます。消化という作業は非常にエネルギーを使うために、リラックスした状態の時に消化を促すように体が機能しているのです。消化には消化酵素を分泌する膵臓も関係してきます。しかし、膵臓自体に問題が悪くなくても、消化酵素の分泌が悪い状態の場合があります。その症状があらわれる時に自律神経失調症と診断されます。

自律神経失調症などで悩まれている方の多くには、交感神経が興奮状態になったままの方もおられます。交感神経が興奮状態とは緊張状態に近いものです。たとえば、恋愛などでドキドキしている時に喉も通らないというのは、これと同じようなことが起こります。

胃腸の働きが抑えられ、膵臓からの分泌も少なくなります。つまり、自律神経失調症の場合には胃腸の消化が悪くなり、腹がもたれやすくなったりするのに、膵臓への自律神経の伝達の不調も原因にあるかもしれません。

(C) 2008 膵臓病の症状、治療法;膵臓辞典